株式会社アイネス様向け

Cursor基礎講座AI駆動開発

受講者は架空企業の在庫管理システムのコードをCursorで読み、機能を足し、古い処理を書き直します。作業ごとにモデルを選び分け、研修の終わりに自分がどれだけ使ったかを利用状況の画面で確かめます。

2026年10月23日(金) 全[240min](休憩[10min]を含む) 受講者12名 オンライン開催
Givery, Inc.
01

本日つくるもの

配布する架空企業の在庫管理システムに、Cursorを使って機能を足し、古い処理を書き直します。

演習1を終えた在庫管理システムの画面。在庫の表に保管棚の列が増え、表の上に棚の列で絞り込む欄がある
演習1を終えたときの在庫管理システムです。保管棚の列と、棚の列で絞り込む欄が増えています。この画面は演習アプリの節から開けます。
01

在庫管理コードへの機能追加

Tab補完で関数を足し、インライン編集で関数を直します。チャットで仕様を質問したあと、複数のファイルにまたがる修正をエージェントに頼みます。

02

Cursor Rulesのファイル

プロジェクトの.cursor/rulesに命名規約を書き、Rulesを置く前と後でCursorが出すコードを比べます。書いたファイルは、研修後に自分のプロジェクトへそのまま置けます。

03

モデルの使い分け

ファイルの検索のような軽い作業と、設計のような重い作業で、選ぶモデルを変えて頼みます。モデルを変えたときの使用量の違いは、利用状況の画面で確かめます。

04

レガシーコードの改修

古い書き方のコードの仕様をエージェントに読み取らせ、リファクタリングとテストコードの生成まで進めます。SQLとTerraformのコード生成は、講師がデモで見せます。

02

演習アプリ

演習で使う2つのアプリを、このページからブラウザで開けます。インストールとサインインは要りません。

在庫管理システム

演習1から演習3で機能を足していくアプリです。配布時の状態と、演習1を終えた状態の2つを開けます。

在庫管理システムの配布時の画面。入庫と出荷の欄の下に、10商品の在庫の表と、分類ごとの在庫金額が並んでいる
配布時の画面では、在庫の表の右端に、発注が必要な商品の印が表示されます。
  1. 1配布時の状態を開き、商品の欄でNP-4001を選んでくださいトナーカートリッジ黒の在庫数は6で、引当数は3です。
  2. 2数量に5を入れて、出荷を押してください引当数を超えていても出荷され、引当数が-2になります。演習1のSTEP 2で、この出荷を止める処理を足します。
  3. 3演習1を終えた状態を開き、同じ操作をしてください「商品コード NP-4001 は引当数 3 を超えて出荷できません」と表示され、在庫は変わりません。
  4. 4演習1を終えた状態で、保管棚の欄からCを選んでくださいトナーとインクの2行だけが表示されます。演習1のSTEP 4でエージェントに足してもらう機能です。

受注金額の計算

演習4で書き直す、古い受注金額の計算の画面です。会員ランクと地域と明細を変えて、計算するを押してください。

受注金額の計算の配布時の画面。会員ランクと地域の選択欄、商品コードと数量の入力欄が3行、計算するのボタン、小計から合計までの表が並んでいる
配布時の画面で、初期値のまま計算するを押した結果です。合計は5,324円になります。
演習4を終えた状態(答えを含みます)

演習4のSTEP 3で見つける食い違いを、旧仕様メモに合わせて直した状態です。テストのページには、食い違いの中身がテストの名前で表示されます。演習を終えてから開いてください。

見本のアプリと配布フォルダ

演習で書き換えるのは、配布フォルダの中のアプリです。このページのアプリは見本なので、演習で書き換えても変わりません。画面を再読み込みすると、在庫の数は最初の値に戻ります。入力した値はどこにも送信されません。

03

本日のゴール

研修を終えた時点で、受講者が次の3つをできるようになることを目指します。

Cursorの4つの操作

Tab補完とインライン編集、チャットとエージェントを使い分けます。自分の業務のどの作業にどの操作が向くかを判断できます。

モデルの選び方と利用状況

作業の重さに合わせてモデルを選びます。どの作業でどれだけ使ったかを、自分で画面を開いて確かめられます。

入力してよい情報の線引き

業務の情報をAIに入力する前に、匿名化が要る情報と入力してはいけない情報を見分けられます。

持ち帰るもの 改修した在庫管理システムのコード一式と、自分で書いたCursor Rulesのファイル、当日の利用状況の記録の3つが手元に残ります。
04

当日の流れ

セッション内容形式時間
S01 オリエンテーション進め方と質問のしかた、事前セットアップの確認、利用状況の画面の確認 講義 [10min]
S02 生成AIの動向とガバナンスコーディングエージェントの最新動向、開発現場の事例、入力情報の匿名化とシャドーAI、利用上限による停止 講義 [45min]
S03 Cursorの基本操作画面構成、在庫管理コードへの機能追加、Cursor Rulesの作成 ハンズオン [70min]
休憩[10min]
S04 モデルの使い分けとレガシーコード改修モデルの使い分けと利用状況の確認、レガシーコードの改修とテストの生成、SQLとTerraformのデモ ハンズオン [95min]
S05 質疑応答と閉会利用状況の再確認、質疑応答 講義 [10min]

進み具合に合わせて、各セッションの時間は前後します。

05

ツールと役割分担

研修の作業はすべてCursorのデスクトップアプリのエディタの画面で行い、利用状況の確認にだけ設定画面を開きます。

つくる

エディタの画面

Cursorのデスクトップアプリ

  • 配布フォルダを開いてコードを読む
  • Tab補完とインライン編集(Ctrl+K)
  • サイドパネルのチャットとエージェント(Ctrl+L)
  • .cursor/rulesのRulesファイルの作成
見せる

エージェント用の画面

講師のデモで紹介します

  • 複数のエージェントへの並行の依頼
  • リポジトリをまたいだ作業の切り替え
確かめる

利用状況の画面

Cursor SettingsのPlan & Usage

  • 契約に含まれる利用枠の使用率
  • 研修の最初と最後の差
配布フォルダを開く→ コードを読む→ エージェントに頼む→ 差分を確かめて採用→ 利用状況を記録

当日の基本のモデル

Composer 2.5

Cursor独自のモデルです。S04では他社のモデルに切り替えて、同じ依頼で結果と利用状況の違いを比べます。

06

事前セットアップ

研修当日までに、次の準備をお願いします。手順は事前セットアップガイドに画面つきで載せています。

  • 1Cursorアカウントの作成会社のメールアドレスで作成し、Googleアカウント連携は使いません
  • 2有料プランの用意無料プランでは、研修の途中で利用上限に達します
  • 3Azure Virtual DesktopへのCursorのインストール研修で使う仮想デスクトップに入れます
  • 4サインインと動作確認チャットに1回質問し、返事が表示されるところまで確かめます
  • 5利用状況の画面の確認研修の最初と最後に開く画面の場所を、事前に1回開いておきます
  • 6配布フォルダのダウンロードこのページの配布物の欄からダウンロードし、デスクトップに展開します
07

ハンズオンの進め方

講師が画面を共有して操作を見せ、受講者は同じ操作を自分のCursorで進めます。

演習の始め方

演習は、配布フォルダをCursorで開いた状態から始めます。各演習の手順と完了の目安はハンズオンガイドに書いてあるので、講師の画面より先に進んでも構いません。

演習で使うデータ

演習には、配布する架空企業のコードとデータだけを使ってください。Cursorに入力したコードや質問は、回答を作るために外部のAIモデルへ送信されます。自社の業務コードや顧客の情報は入力しないでください。

操作が止まったとき

オンライン会議のチャット欄に、演習の番号と、画面に表示されている文字をそのまま書いてください。講師が画面を確認して答えます。

利用状況の記録

研修の最初と最後に利用状況の画面を開き、契約に含まれる利用枠のうち何%を使ったかを記録します。講師は、4時間の利用をAPIの料金に換算して5ドル程度と見込んでいます。

08

配布物ダウンロード

当日使う演習フォルダ一式をZIPにまとめました。中身は同じで、日本語のファイル名の入れ方だけがWindows用とMac用で違います。

選ぶZIP Azure Virtual Desktopで受講する方は、Windows用をダウンロードしてください。Mac用を選ぶと、展開したときに日本語のファイル名が読めない文字に変わります。
展開について ZIPを右クリックして「すべて展開」を選んでください。ZIPのまま中身を開くと、Cursorがファイルを読み込めないことがあります。展開先はデスクトップのように、あとから場所を言えるフォルダにしてください。

ZIPの中身

フォルダ使う演習入っているもの
inventory-app/演習1から演習3在庫管理システムの画面とコード、テストのページ、業務ルール
legacy-order/演習4古い書き方の受注金額の計算と旧仕様メモ、テストのページ
demo/講師のデモSQLとTerraformのデモで使う見本と依頼文
README.md全体フォルダの説明と、ファイル名が化けたときの直し方
09

FAQ

Googleアカウントでサインインしてもよいですか

Googleアカウント連携は使わず、会社のメールアドレスでアカウントを作成してください。アイネス様のGoogleアカウントで連携すると、サインインが社内のシングルサインオン認証を通ります。その結果、許可された端末からしか使えなくなると伺っています。

無料プランのまま受講できますか

受講できません。無料プランは数回のやり取りで利用上限に達し、4時間の演習を最後まで進められません。研修事務局から案内された有料プランを用意してください。

業務で使っているCursorのアカウントで受講してもよいですか

業務用のアカウントで受講すると、演習の利用がチームの利用枠から引かれます。上限に達すると、研修中も業務中もCursorが止まります。研修用にアカウントを分けるかどうかは、研修事務局からの案内に従ってください。

自分の業務のコードで練習してもよいですか

研修中は、配布する架空企業のコードとデータだけを使ってください。Cursorに入力した内容は、回答を作るために外部のAIモデルへ送信されます。業務のコードで試す場合は、研修のあとに社内のルールを確認してからにしてください。

研修でどれくらい使いますか

講師は、4時間の研修の利用をAPIの料金に換算して5ドル程度と見込んでいます。Cursorの画面に出るのは、契約に含まれる利用枠に対する割合です。研修の最初と最後に利用状況の画面を開き、その差を確かめます。

Cursorを起動すると、エディタではない画面が開きます

Cursorの画面は、エージェントに作業を頼むための画面と、ファイルを開いて編集するエディタの画面の2つです。画面の上部にあるIDEを押すと、研修で使うエディタの画面が開きます。手順は事前セットアップガイドのStep 5にあります。

Cursorの画面を日本語の表示にできますか

メニューの一部は、日本語の言語パックを入れると日本語になります。エージェント用の画面やCursor Settingsは英語のまま表示されるため、研修の手順は英語の表記で書いています。